カードを2枚引く
おはYUA~(確固たる意志)
プロツアーが開幕しましたね。
構築のほうは特にサプライズがなかったので、ドラフトに注目していこうと思います。
以下が初日ドラフトでの3-0した色の組み合わせです。
注目すべきはBlue-Redの15人、この数字は圧倒的と言えるでしょう。
いろいろと勝つ要因は浮かびますが、今回はコモンながらも貢献度の高いドローソースを見ていきましょう。
間違えた
こちらの「予言」です。
このカードはプロツアー前では過小評価されていました。
しかし、ドラフトのフィーチャーであるLSVやフィンケルといった、MTG界のイニエスタ達が早い巡目にこの「予言」をピックしていました。
パワーカードが多いドミナリア独自のピックとも言えますが、「予言」のメリットデメリットを見ていきましょう。まずは過小評価されている理由のデメリットから。
「予言」のデメリット
Ⅰ.唱えるのにマナがかかる
タダで2枚引ける強欲な壺との最大の相違点ですね。
例えば相手が先手で2マナ,3マナと展開してきてる中でこのカードを悠長に打っている暇はありません。そのため、僕はよく後手ではサイドアウトしており、メインデッキには多くても1枚だなと思っていました。
Ⅱ.有効なカードが増えるとは限らない
終盤にこのカードを唱えて、土地土地と引いたとしましょう。基本的に終盤には土地は不要なので、予言をただ消費して何も得れなかったことになります。
もちろん予言で引いていなければ次とその次のドローが土地だったわけですが、最終盤の切羽詰まった場面では土地よりも熊が必要な場面が多いです。
2ドローと言えども何が引けるかはわからないので、そのランダム性を嫌うプレイヤーも多いでしょう。
しかし、これらのデメリットを乗り越えれば、コモンにしては素晴らしいメリットも多くあります。
「予言」のメリット
1.カードカウントが簡単に増える
ドラフトというゲームはそう簡単にはアドバンテージを増やすことができません。しかし、この予言であれば3マナで(カードの質は置いといて)アドバンテージを獲得することができます。このカードカウント+1は相手の差を大きく広げられるでしょう。
2.強力なカードにアクセスしやすくなる
ドミナリアというボムが多い環境のおかげもありますが、デッキを掘り進めてパワーカード(ボム)にアクセスしやすくなります。
少し極端ですがお互いのデッキの上から15枚目にボムがあった場合、基本的には先手が先にそのボムを使うことができますが、予言を使えば後手でも先に使うことができ、先手ではさらに1ターン早く使えることになります。
ボムはデッキに入れているだけでは使えません。それを引きに行く必要も出てくるでしょう。
以上が「予言」のプレゼンになります。
青赤ですと軽いカードが多いため引いたカードをすぐにプレイできたり、青黒だと除去にたどり着きやすくなります。もちろん白青や青緑でも強力です。
"タダ強"カードではありませんが、その分上手く使えると気持ちいいのでぜひみんなも上手ぶりましょう。
以上